同性婚について

同性婚について

はじめに

総選挙も近いのでこの話題について

当事者として、思うことなど書き連ねます

各党の比較はこのサイトが分かりやすかったです
https://japanchoice.jp/policy-comparison/

写真

同性婚ということで夫婦にまつわるものを

縁結びとして知られる三重県伊勢市にある夫婦岩

夫婦岩は古来より日の出遙拝所として知られており

降臨する神の依り代、常世の国から神が寄りつく聖なる処と言われている猿田彦大神縁りの興玉神石(霊石)と日の出を遙拝する鳥居とみなされている

男岩は高さ9m、女岩は高さ4mで、夫婦岩を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)は1本の長さ35mで男岩に16m、女岩に10m張られていて、その間は9m

今となっては滅亡状態のコンパクトデジタルカメラ( ) での撮影

2013Mar10 f3.7 1/250s ISO 0 0.3ev (Nikon Coolpix P310)

縁結びについては出雲大社の因幡の白兎も有名だ

因幡の白兎

 

夫婦とは、「夫」と「婦」という漢字なわけで

「夫」は両手両足を伸びやかにした人の形を表し、成人を表す象形に冠のかんざしを表す「一」を付けて「成人の男子、おっと」を意味する

「婦」は両手をしなびやかに重ね跪く女性の象形と、ほうきの象形から、ほうきを持つ女性を意味する

という、夫婦という漢字にも(昔ながらの)関係性が表れており、フェミニストの方には文句を言われそうですね・・・

 

ただ、夫人という言葉も「妻」を表す(他人のだが)のだから、ふうふは「夫夫」でもよくないですか??(よくないか)

 

同性婚について

現在、出来ないこと

「婚姻関係にない」から出来ないことが多い

  • 二人で住む賃貸を貸してもらえない
  • 入院している時に家族の人のみ面会可、という時に会えない
  • 遺産相続できない
  • 海外のパートナーと日本に住もうとしても配偶者ビザは発行できない
  • 養子を迎えることができない
  • パートナーを扶養することができない
  • パートナーが生んだ子の親にはなれない

などなど、挙げるとたくさんある

パートナーシップで解決していることもあるかもしれないが、各地区での活動で日本全国ではなく不平等

 

同性婚が認められ、法的に婚姻関係にあると認められるようになると全て解決する

 

私の夢は下記の記事にも書いたが「死ぬ時に笑顔で愛する人にありがとうと言うこと」だ

時間を支配する

 

なので、命の危機にある時に病院に居たとして、愛する人が面会できないと、とても困る

私の夢の邪魔をしないで欲しい

 

立憲民主党の演説

 

「愛し合う二人が結婚すること それにネガティブな感情を持つ方はどんな理由をお持ちなのでしょうか」

 

声を大にして「反対だ、反対だ」と言っている人は少ないと思う

(変な人を除いて。例はこの人、賛同してる人もいて怖い。配偶者ビザで国籍狙いなら同性婚関係なく、今でも蔓延してるよ・・・)

だが、

「賛成して決まったところで、何かあっても責任は負いたくない」

という人が「ネガティブな感情を持っている」人(政治家)に多いような印象を受ける

 

物事を決める時は反対意見は必ず出てくる。そこに関しては何も思わない

だがディスカッションを進めていくにつれて「論点のすり替え」が行われているような気がする

 

論点はまず「愛し合う二人が結婚すること」についてだ

 

枝野さんのお言葉

「この国で同性婚が法律化されても あなたの人生は不幸になりません」

「ただ幸せになる人が 間違いなく増えます」

「きっとあなたの身近な誰かも 幸せになるはずです」

 

 

政治として考えるとお金にまつわることが出てくる

政治家も声を大にしては言えないだろうが、今まで税金をがっつり取れていた人に結婚されると取れる税収が減る可能性はあるし、保証しなければならないことも出てくる

 

だが、国のお金を動かす立場ではない一般の人たちからしたら同性の人たちが結婚しようがしまいが、直接関係のないことだと思う

枝野さんのいう通り「あなたの人生は不幸になりません」

 

世間一般からの圧力「結婚しないの?」に対して偽装結婚をしてしまっている同性愛者は今でも多い

それが偽装と分からずに結婚している結婚相手だって多い

同性婚を認めることによって寧ろ、その様な「不幸な人」が減るのではなかろうか

 

カモフラージュ(同性愛を隠す)のために偽装結婚をしている人もいる

同性婚が認められれば、年月がかかったとしても、もう少し偏見の減った「同性愛なんて当たり前に溢れている」ような世の中になっていくのだろうか

そうすれば更に「不幸な人」は減る

 

良いことしかないのでは?

 

ニュージーランドの有名な演説

初代Mr Gay JapanのSHOGOさん

ツイッターで下記の動画を広めてくださった

日本語訳を付けてくださっているので、是非一度見ていただきたい

先ほどの枝野さんの演説と通ずるところがある(演説の面白味はさておき)

「(同性婚の)法案は関係がある人には素晴らしいものだが、関係のない人にはただ今まで通りの毎日が続くだけだ」

まさにその通り

 

幸せになる人が増える。不幸になる人は増えない

なのになぜ反対してくるのか

ウィリアムソン議員も仰っていたように「異質なものを遠ざけたい」というのは分かる

人間、「理解できないもの」に恐怖を感じるようにできている

 

だが、反対意見というのは

「お前は幸せになんかなるべきじゃない!!」

とでも言っているようなものだと気付かないのだろうか

我々のことを大罪を犯した犯罪者とでも思っているのだろうか

 

自然の摂理に反する?

同性愛は人間だけではなく、他の生物でもある

先天的に生まれてきてしまうのだ(そこに気付くかどうかはさておき)

そういった自分とは違う人たちを排除したいのだろうか

 

まわりの同性愛者の意見

これはあくまで私の周りから何となく聞いた話なので、全てのゲイがそう思っているとは思わないで欲しい

 

「どっちでもいい」

 

これが大多数の意見だった

そもそも結婚をしたいと思っている人が少ない

「同性婚したい!!」という人は意外と少数派(ちゃんとしたパートナーがいる人が少数派なのかも)

 

そこには「ゲイは99%が浮気する」という概念をほとんどの人が持っている(悲しい)

(男は浮気する生き物と言われてしまいますし・・・異性愛でもそうですよね)

 

ゲイの場合、

  • 浮気をして他の男性と性行為をしても子供を授かってしまうリスク0
  • 浮気が原因で破局したとしても慰謝料を支払うことなどない(1件だけ、同性愛でも慰謝料を支払うべきだという判例が日本で出たのでこれから変わるかも?)

などリスクは低いし

セックスレスの状態になったとしたら

  • どうせ相手も誰かとやってるだろう

みたいな思考になる(男性同士だから身体の仕組みや欲も理解し易いのだろう)

 

この概念を持っている人からすると、同性婚ができるようになることによって

不利を被ってしまうのかもしれない

(例えば、パートナーは結婚したがっているのに、これが理由で踏み切れないとか。異性婚でもありそうだが)

 

私個人の意見

同性婚には多いに賛成だ

 

私も結婚したい

この人を生涯愛すと誓い、それを守りながら生きていきたい

憧れのハッシュタグ #husbandandhusband

 

私の気持ちはさておき、まわりのゲイの意見を聞くと直近の未来しか見えていないように感じる

  • 今、自分が結婚したいと思うか
  • でも周りにカミングアウトなんてできないし、会社に報告なんてできない
  • 付き合ってる人がいるけど、既に自分が浮気しちゃってる
  • 結婚することによるメリットもよく分からない

など、自分のことを考えるのはいいが「そこ」しか見えていないのでは?と思う

 

同性婚を認めることによって、世の中に婚姻関係にある同性カップルが生まれていく

そういった人たちが少しずつ表に出てくるようになって、生活の中で目にする機会も増えてくる

知らなかった人たちを、よく目にするようになって、特別ではなくなって普通になっていく

そうすると、同性愛者に取って少しずつ生きやすい世の中に変わっていく気がしている

 

我々はマイノリティであるので、今は「特別視」というか「特異なもの」として見られがちである

それを嫌がっている人が多い

特別扱いして欲しくなく、同性愛であることに関して何の感情も持たないで欲しいのだ

 

また、同性婚ができるようになることによって、同性カップルに対する「目標」も生まれるようになる

「将来、この人と結婚しようと思う」という感情が生まれる

今は結婚という目標がなく、その感情もちゃんとは分かっていない

 

同性婚をできる国は現在(2021/10月)、世界で30か国ある

先進国 G7では日本以外の国すべてで可能である

 

日本はなんでも「最初にやる」のが苦手だ。それは認める

国民性なのか、会社で働いていても「前例があるかどうか」というのは何かを決める際によく議論に持ち込まれ、前例が無い場合にその意見・提案を通すのが物凄く難しくなる

ただ、既に他の国々で同性婚が認められている

それらの国々が崩壊したのか、はたまた同性愛者が増えたのか

そのようなデータは無い

 

最初は真似をすることによって成長スピードが著しく早くなる

元々、政治だってイギリスを真似たじゃないか

赤ちゃんだって親を真似て、言語を話せるようになる

真似てみようよ、と思う

 

特に当事者以外に関係のない、ということが他の国から既に分かっているのに何故なかなか日本では進まないのか

圧倒的保守派である日本

変わることを恐れている

変わることによって問題が起きたら責任を取れる人がいない

 

日本に変わってほしいと若い世代は思っている人が多いと思う

諦めている人もたくさんいる。さとり世代など出てきて、上の世代は「考えられない」と思うかもしれないが、そのような世代が出てきてしまったのはあなたたちのせいだ

変えてもらうために、選挙にはいかなければと思った

 

まとめ

結婚というのは、ただの契約である

しかし、契約することによって愛し合う二人ができるようになることもたくさんある

 

我々は「同性愛を認めろ」と声をあげているわけではなく

「選択肢」を他の方と同じように分け与えて欲しいのだ

 

国民の幸せを願うのが政治なのだとしたら、

マイノリティだとしても国民の数%はいるであろう同性愛者たちが「幸せだ」と思える選択を出来るような世の中にしてもらいたい

 

私が「結婚したい」と思えるような人は、いつ現れるのか・・・

切実な問題・・・